「これ以上小さい鉄道模型は無い!?」
Zゲージを楽しむポイントって?
日本で鉄道模型というとNゲージ(1/150、線路幅9mm)が広く普及しており一般的ですが今回は「これ以上小さい鉄道模型は無いだろう」ということで発売されたZゲージ(1/220、線路幅6.5mm)をご紹介します。Zゲージのいわれは、これ以上小さい鉄道模型はないということからアルファベットの最後にあたるZをもってきたことによるものです。
技術的にはもっと小さな鉄道模型も作ろうと思えば作れるはずです、ただ小さすぎて楽しめなくなってしまうということ。楽しく鉄道模型ができる最少サイズということですね。Zゲージ自体は以前から存在していたのですがなかなか表に出てこなくてようやくといったところですが、新しいスケールの登場で鉄道模型の楽しみ方がまた一つ増えたことは喜ばしいことです。
Zゲージの最大のポイントは何と言ってもその大きさにあります。1両あたり約9cmというコンパクトさで机の上で線路を敷いて運転ができますし、車両のコレクションをしてもかさばらないことです。わずかなスペースで楽しむことができるので部屋が広くない、場所が無いと鉄道模型をあきらめていた方にはぴったりのスケールです。
価格はまだあまり普及していないこともあってNゲージより少し高めですが、全く手が出せないようなことはありません。車両と線路、コントローラーがセットになったもので1~2万円、限られたスペースでも楽しめることを思えば妥当な価格です。
車両の大きさが小さくなっているから細かいところは省略されていたりするのではないかと思われるかもしれませんが心配ありません。ちゃんとメーカー側もこだわって作ってくれていますので車両の塗り分けや手すりなどが詳細に表現されています。
また、LED(発光ダイオード)も小型化によりZゲージに組み込まれ前照灯や尾灯、室内灯が点灯し実物さながらの雰囲気をかもしだしています。ブルートレインなどを走らせる時はわざと部屋を暗くしてみるのも寝台特急らしさが表現できておもしろいかもしれません。
発売直後は車両の選択肢も限られていましたが時間が経つにつれて機関車や通勤電車、ディーゼルカーなど着実に増えてきています。JRや国鉄時代の車両が多いですが人気で有名な車両が揃っていますし、実物同様のフル編成もコンパクトなZゲージなら夢ではありません。
Zゲージを購入するなら?
Nゲージと違ってZゲージは実際のお店で取り扱っているところがまだ少ないのが現状ですのでインターネットでの購入が便利です。インターネット販売なら多くの種類からあなたにぴったりの車両がお値打ちに見つかることでしょう。
Nゲージが広く普及していることで歴史の浅いZゲージはまだ不十分なところを感じてしまいますが1/220のスケールを生かしたZゲージにしかできないことがあります。車両のバリエーションなど今後の商品展開に期待したいところです。